ドクターブログ
2025-10-30

虫歯と歯周病をしっかり治したい方へ ― 上下顎インプラント治療(オールオン6+セラミッククラウン)
「何度も治療を繰り返してきたけれど、もう根本からしっかり治したい」
「虫歯や歯周病の不安をなくして、安心して噛めるようにしたい」
そんな思いから来院された患者さんに、
今回は 上顎オールオン6・下顎インプラント+セラミッククラウン による包括的な治療を行いました。

🦷 主訴と初診時の状態
長年にわたり虫歯や歯周病の治療を繰り返されており、
被せ物の下で再感染を起こしている箇所も複数認められました。
特に上顎は噛み合わせを維持することが難しい状態でした。
💡 治療計画
「これを最後の治療にしたい」という患者さんの希望に沿い、
見た目と機能を両立するために、以下の治療方針を立てました。
- 上顎:オールオン6(All-on-6)
→ 6本のインプラントで上顎全体の歯列を支える方式。
咬合力の分散と審美性、長期安定性を重視しました。 - 下顎:インプラント埋入+セラミッククラウン修復
→ 失った歯をインプラントで補い、周囲の歯を保護。
セラミックによる修復で、自然な色調と清掃性を確保しました。
🧩 治療の流れ
- 精密検査・CT撮影による骨量評価
- 不良歯の抜歯と感染源の除去
- 上顎に6本のインプラントを埋入し、仮歯で機能回復
- 下顎にインプラント埋入後、セラミッククラウンで治療
- 治癒期間を経て、上顎に最終補綴(オールオン6)を装着
全体を通して、咬合の安定と審美性の両立を目的としました。
✨ 治療後の変化
・しっかり噛めるようになり、食事のストレスが解消
・歯ぐきの腫れや口臭も改善
・笑った時の見た目が自然になり、自信を取り戻されたとのことでした。
全顎的な治療により、長期的な安定と清掃性を両立しています。
⚠️ リスク・注意点
- 手術後、一時的な腫れ・痛み・出血を伴う場合があります
- 定期的なメンテナンスが不可欠です
- 咬合の変化に応じた微調整が必要な場合があります
院長コメント
オールオン治療や全顎的なインプラント治療は、
「人生で最後の歯科治療にしたい」という方にとって、非常に有効な選択肢になり得ます。
しっかりと診査・診断を行い、
患者さんの希望・全身状態・骨の状態を踏まえた上で、
最適な治療計画をご提案しています。
「もう一度、自分の歯のように噛みたい」
そう感じた方は、ぜひ一度ご相談ください。