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日々の診療で出会った症例や歯の健康について、
歯科医師目線からわかりやすく解説します。

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ドクターブログ 2025-10-31

経を取った歯の変色を自然に改善 ― ウォーキングブリーチ(ホワイトニング)

「前歯の色が1本だけ暗く見える」
「昔の治療をした歯だけ色が気になる」

そんなお悩みで来院された患者さん。
今回は、左上1番(前歯)の変色を改善するために、
ウォーキングブリーチ(歯の内部漂白)を行いました。


🦷 主訴と初診時の状態

患者さんは、「左上の前歯の色が周りより暗く見える」との主訴で来院されました。
診査の結果、過去に神経治療を受けた歯であり、歯の内部に残った血液成分や変性物質が時間とともに沈着して内側から歯が黒ずんで見えている状態でした。

外側のホワイトニングでは改善が難しいタイプの変色だったため、歯の内部に漂白剤を入れて内側から明るくする「ウォーキングブリーチ」を選択しました。


💡 治療内容

ウォーキングブリーチは、歯を削らずに色を明るくできる方法です。
治療の流れは以下の通りです:

  1. 歯の内部を清掃
  2. 薬剤を入れて封鎖(この状態で数日〜1週間おきに薬剤を交換)
  3. 目標の色になった時点で内部を封鎖・最終修復

治療期間は短く、歯をほとんど削らないため、
天然の歯を最大限に残したまま自然な白さを取り戻せます。


✨ 治療後の変化

数回の薬剤交換で、気になっていた暗い色味が徐々に明るくなり、最終的には隣の歯と見分けがつかないほど自然な仕上がりになりました。

患者さんからは
「もう1本だけ暗いのが気にならなくなりました!」
と嬉しいお言葉をいただきました。


⚠️ 治療のリスク・注意点

  • 治療後、時間の経過で再着色する場合があります(メンテナンスで対応可能)
  • 根管治療の状態が不十分な場合は、事前に再治療が必要になることがあります

院長コメント

神経を取った歯の変色は、患者さん自身も気づきやすく、「1本だけ違う色」がずっと気になるというご相談を多くいただきます。

ウォーキングブリーチは、削らずに歯の色を改善できる保存的な方法であり、審美性を高める前処置としても非常に有効です。

私は日本補綴歯科学会にも所属し、被せ物や補綴治療の分野を専門的に学んでいます。
また、被せ物や審美治療に関するセミナーを定期的に開催し、後進の育成にも力を入れています。

当院では、ウォーキングブリーチ以外にもオフィスホワイトニングやセラミック治療など、お一人おひとりの状態に合わせて幅広くご提案しています。

「前歯の色が気になる」「できるだけ削らずにきれいにしたい」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。

アバンダンスデンタル名古屋 院長「伊佐津 貴之」

院長伊佐津 貴之

  • 日本補綴学会
  • 摂食嚥下リハビリテーション学会
  • 日本口腔外科学会
  • 日本老年歯科学会
  • 日本障害者歯科学会

経歴

東京医科歯科大学 卒業 藤田医科大学 歯科研修医修了 藤田医科大学 客員助手 医療法人LSC リーフ総合歯科 非常勤歯科医師 医療法人五島医院 ごしま歯科 非常勤歯科医師 医療法人福内会 Four Leaves Dental Clinic非常勤歯科医師 医療法人登豊会 近石病院 歯科口腔外科 非常勤歯科医師 Inclusive Swarrow Travel(やわらかい旅行社)プロジェクトリーダー
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