ガミースマイルの悩みから解放された症例
〜審美的歯冠長延長術(審美CL)〜
ガミースマイルは、「笑ったときに歯ぐき(歯肉)が大きく見えてしまう状態」のことを指します。
人前で笑うのに抵抗が出てしまったり、写真で口元を閉じてしまうほどコンプレックスになる場合も少なくありません。
今回ご紹介する患者さんも、まさにその一人でした。
■ 治療前のお悩み
患者さんは、
「人と話すとき、いつも口を手で隠してしまいます…」
とお話しされていました。
笑顔になりたいのに、無意識に手が口元に行ってしまうほど、ガミースマイルが長年の悩みだったそうです。
治療前

■ 今回行った治療:審美的歯冠長延長術
一般的に「歯ぐきだけを切り取る歯肉切除」による治療はよく行われますが、
実はほとんどのケースで時間とともに“後戻り”が起こります。
なぜ後戻りするのか?
歯肉切除だけの処置では、
歯ぐきの下にある「骨の位置」が元のままのため、身体が元の状態に戻ろうと反応し、
歯肉が再度盛り上がってしまうためです。
■ 当院での術式の特徴
今回行った 審美CL(審美的クリニカルクラウンレングスニング) では、
- 歯ぐきのラインを丁寧に整える
- さらに歯肉の下にある骨の形態まで適切な位置へ整える
という、より専門的で精密なアプローチを行いました。
● 後戻りしにくい理由
骨レベルまで適切に整えることで、
歯肉が元の位置に戻ろうとする力がほとんど働かず、後戻りが極めて起こりにくい
という大きなメリットがあります。
これは「見た目の美しさ」だけでなく、
「長期的に安定した歯ぐきのポジション」を作れるかどうかに直結する非常に重要なポイントです。
■ 術後の変化と患者さんの声
治療後

治療前後比


術後の腫れも最小限で、回復も良好。
そして何よりも、笑顔が見違えるほど自然に✨
チェック時には患者さんから、
「もう手で隠さずに笑えるようになりました!」
「こんなに変わるなら早く相談すればよかったです」
と、とても嬉しいコメントをいただきました。
■ ガミースマイル治療は“原因の見極め”が最も重要
ガミースマイルには複数のタイプがあり、
原因によって最適な治療は異なります。
- 歯肉が過剰に覆っている
- 骨の位置が高い
- 上唇が大きく上に上がる
- 歯の萌出状態や歯軸
- 噛み合わせの問題
今回のケースでは歯冠長延長術が最適な解決方法となりました。
■ まとめ
当院の歯冠長延長術は、ただ歯ぐきを切るだけでは得られない、
自然で後戻りしにくいガミースマイル改善治療です。
コンプレックスに悩んでいた患者さんが、
「自然に笑えるようになった」と言ってくださる瞬間は、
歯科医師として本当に嬉しいものです😊
同じようなお悩みがあれば、
まずは原因を正確に診断するところから始めましょう。
いつでもご相談ください✨